アトピー治療のイロハ

アトピーの人は肌のどこに問題があるの?

アトピーの発症メカニズムというのは「アレルギー体質・アトピー体質だから」
「アレルゲンに免疫が反応するから」というのが定説となっていますが、
実は近年、それより大きな問題として「アトピー患者のほとんどには、アトピーが発症している部位だけに限らず、肌全体に問題がある可能性が高い」ということが解明されてきたのです。

 

アトピー患者の肌のどういうところに、問題があるのでしょうか?

 

アトピー患者の肌の最大の特徴とは

アトピー患者のほとんどに共通している、最大の肌の特徴となるのが「バリア機能が低下していて、外部刺激に極端に弱くなっている」ということです。

 

どういうことかというと、普通の健康な肌であれば、アレルゲンや紫外線・ウイルスなどの外部刺激がきても、肌をびっしりと覆う「角質」によって、たいていのものはガードしてもらうことができます。

 

ところが・・・アトピー患者の場合、この角質が未熟で薄かったりすき間だらけになっているケースが多いんです。肌を守る角質層が未熟でバリア機能が弱い状態だと、外部刺激に対してまともなガードができなくなってしまうんですよ。

 

赤ちゃんにアトピー患者が多いのも、これが大きな原因のひとつだと言われています。
赤ちゃんの肌はまだまだ成長途上で大人よりもずっと薄くて弱いため、バリア機能もまだまだ発達していないんですよね。

 

角質層を健康にするだけでも全然違う!

そんなわけでアトピー患者の肌というのは、ある意味「無防備で、何でもかんでも刺激物が容赦なく肌に入ってくるからこそ、免疫反応が起こってアトピー症状が出やすくなる」という要素を抱えていることになるのです。

 

こう聞くと非常にやっかいなのですが、逆に考えればいいこともあります。

 

それは・・・ちゃんとした角質が生まれるように、角質層を健康な状態に持っていけば、それだけで外部刺激が肌に入りにくくなり、アトピー症状が出ることも抑えられる可能性が高くなる、ということ。

 

もちろん、アトピーの原因は「肌に直接触れる外部刺激」だけではなく、呼吸などで吸い込むアレルゲンや食べ物なども挙げられますので、すべてが解決できるわけではありませんが、角質層を健康にして「アトピー発症の大きな要因をひとつ断ち切る」というだけでも大きな改善効果が見込めることは間違いないでしょう。

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